今夜君と、オーバードライブ☆



   お久しぶりです皆さん。今回の呟き長い上に叫んでますよー、心の準備はおっけーですかぁ? (ここで、おっけーDETHと振り付きで答えられる方のみ、先をお読みください)

 今年も行ってまいりました! 及川光博ワンマンショーツアー2004『不純異性交友』!! なんつーか、どこをどう突っ込んで良いのか分からんツアータイトルですね。
 1年ぶりの大阪フェスティバルホール。同道者は毎度おなじみの面子、おしまい姉妹の片割れ――旦那も誘ったら「そんなコンサートに行ったら俺の一生の汚点になる」といって断られた―― summerさんと、フォトジェニックラブリーベイベー野口嬢です。
 3月20日、11:07富山発のサンダーバードに乗り込み、一路大阪へ。私の前の席に座っていた二人連れの方も、目的地は同じである模様にほくそえむsummer(大阪ってだけじゃなくフェスティバルホールってのも一緒)。14:33、大阪駅にて野口ちゃんと久々の再会を喜びあった後、お昼兼おやつのために大丸デパート内のお洒落カフェへいきました。そこで小洒落たお茶やサンドウィッチを抓みながらも、会話はミッチー、ミッチー、時々「俺下」。

→「俺下」対戦記はこちら

   カフェを出て、デパート内で洋服屋さんを冷やかしてから、本日のお宿へチェックイン。部屋で身支度を整え、化粧直しをし(光博様に会うんですもの、お洒落だって気合入れますよ)、いざフェスティバルホールへ!!

 今回取れた席は2階端のBOX席。ステージ・会場全体が上から見渡せるけれど、ミッチーまでの距離がいかんせん遠い微妙な位置です。しかも高所の席なので立つの禁止です。うーん、踊れないってことですか……残念。会場内には懐かし歌謡曲がBGMとして流れていました。18:00過ぎ、BGMがビトウィーン・ザ・シーツに変わった時点で、ベイベー達の心の準備は始まりました。客電落ちて、恒例の詩の朗読……と思いきや。

「……なんで僕達は消える物ばかりを大切にするんだろうね。恋とか、想い出とか……。恋って消えるよ。愛にならなきゃ消えちゃうじゃん。
 現在なんだよね。確かに存在するのは。だからこそ消えてしまう物を大切にするのかもしれない」


 おっと、今回は会話調(相手の声はありませんが)ですか。
「消える物ばかりを大切にする僕らだけど……今夜、どうする?」
と、締めの言葉っぽい問い掛けに、ベイベー&男子スタンダップの準備をするが、なんと、まだ緞帳が上がらない! まだあるのか!

「……僕はしたいと思ってるよ。え? 何をって(笑)……今夜君と、オーバードライブ☆」

 ハイ緞帳上がったぁ! いや、待て、まだ白い紗幕があるぞ! そしてミッチーと3人のダンサーのシルエットのみで始まるオーバードライブ(新曲、タイトル適当)! なんて思わせぶりな腰つき演出でしょう。コルドベス=帽子を被ったミッチーのシルエットにわくわくですよ。そして紗幕が上がると……うわ、ミッチーそのショッキングピンク・サテン生地のスーツってなんなの!
 ステージ装置はバニーガールの電飾とネオン、「OPEN DUSK TILL DAWN」の文字、とキャバレー風です。どうやらスーツのセンスもそこら辺に合わせたのだろう……。どんとこいさ! 夜明けまででもお相手しますよ、ベイベー達は!(次の日もあるのに無理言うな)
 求めすぎてる? 僕ワルイコトシタイと2曲続けた後は自己紹介トークです。さぁ、皆で呼んでみよう、せーの「ミッチー!!!」と割れんばかりの黄色い声に対し「ラヴ♪」のお返事。ええ、ええ、全力で貴方を愛しますよ、キラキラしますよ、3時間限定の恋愛をさせてくださいよ、ミッチー!!
 トークの後は忘れてしまいたいで「僕の彼女はちょっと酒乱気味♪」と諭されました。え〜、ワンマンショーの後の酒狂連絡会は飲みすぎるなってことですか? それからきれいな嘘SEXの意味、意味のないSEXで大人ムードへもって行かれます。この2曲がまた切ない歌詞なのですよ。いいかげん認めろよ、世間。
 1部前半終了の曲はフィアンセになりたい! 代表曲的シングルナンバーに会場から喜びの歓声が上がりました。当然私も上げました。

 ミッチー&バンドメンバーがはけた後のステージ、ネオンサインが電光掲示板に早変わり。ミッチーの声が導く「恋愛アンケート」

あなたは今、恋をしていますか? 忘れてしまいたい想い出はありますか?

 ベイベー達が自分の心と向き合った後、再びミッチー登場(勿論ピンクスーツはお着替え済み)です。静かな雰囲気を更に澄ませるようなズキズキで第1部後半がスタートしました。……感涙。ミッチーのバラード曲でどれが好きかを訊かれたら、この『ズキズキ』と『君の中へ』で悩みますよ、私は。あ、『ココロノヤミ』も捨てがたい。
 続いて、人生と経験と魂を込めて書いたと評判の新曲初愛。及川光博34歳、今、正々堂々と“愛”を歌いたい! とのことです。
 バラードの後はアップテンポに。新曲恋のStep by Step(私には「恋のキセキ」って聞こえたんやけどなぁ。アルバム出るまで分からんや)。新曲なのに、もう振り付けできてる2800人大阪ベイベー……ミッチーファンってなんかこう、一種独特ではないですか?(今更思ってどうする、自分)。さぁ、踊る気分が高まってまいりました! 振り付きナンバーラッシュで行ってみましょう! ミス・アバンチュールCrazy A GO! GO!月下美人!! 踊る踊る歌う歌う!! 2階席前側、立てないのが悲しいところです。コレにて、第1部終了。

 電光掲示板は第2部までの繋ぎでも大活躍。ニューアルバムの宣伝から、今後のミッチーのお仕事予定、はたまた蠍座の今日の運勢から大阪の明日の天気までをお知らせしてくれます。このシステム良いですねぇ。待ち時間もベイベー達を退屈させず、しかも早々のミッチーコールに邪魔されることも無く、ミッチー&メンバーは休憩できるのですから。只今から5分の休憩、とか表示できますし。
 さて、お待たせしましたアンコール=第2部です。
「及川教授の総回診です」のアナウンスと共に、白衣で眼鏡のミッチー登場! 会場内きゃ〜〜! と大沸きしました。『白い巨塔』の裏話なんかを及川先生はしてくれまして、更にア・カペラで新曲プラネタリウムも歌ったりしまして。それから恒例『愛と哲学の小・部・屋』♪
「今回のカンファレンスは愛に悩む僕のクランケの為に……」
 との言葉に会場内大沸騰!! なんで“クランケ”で反応するの?? とミッチーも困惑気味。でもさぁ、白衣で眼鏡で「クランケ(独逸語)」ですよ? 萌えるだろ、いやむしろ萌えんでどうする!? ……と、私が思ったということは、キャー言っている他のベイベーも萌え回路反応したってワケですよね。ミッチーファンって、なんかこう、一種独特……通り越してオタク率高くないですか?(それこそ今更ですか)
 小部屋の後は再び歌に戻りましょう。なんと、業界初の試みミッチーと2800人によるデュエットアマン(愛人)。電光掲示板、及びチェーホフと理絵ベイベーが掲げる歌詞カードにあわせて渚よう子パートを会場皆で歌いました。
 アマンのエロティックなムードのために照明はピンク色。コレはもうあの曲に行くしかないですね。今夜、桃色クラブで! そしてダンサー2名“エロトマニア”が登場し、S.D.Rでフェスティバルホールが波のように揺れます。しかし、今回の振り付け「メガネメガネ、メガネ」て、じたじた地面を探すのは……ステージから見てると可笑しいんでしょうねぇ、眼鏡を探す2800人。

 楽しいミッチーとのひとときも終わりがあります。最後の曲は君の中へ
 私の中でこの歌は『ミッチー版:愛の賛歌』という確固たる位置があるので、全神経集中して聴き惚れました。34歳、真正面から愛を歌う男。素敵。

 更に更に更に! ボーナストラック、いやワンマンショーにこの曲は欠かせません、バラ色の人生!!!
 前列7列を目で殺すのはロケンローラーの特殊能力ですが、2階席への微笑みビームはスターの特殊能力です。勘違いだとは分かっているんですけどね、2階BOX席に向かって手を振ってくれたミッチーに、「嗚呼! 今、今私に向かって微笑んでくれたぁ〜」て思ってしまうんですよ! 救いがいないな、ベイベーって。でもこの曲を聴いて、ミッチーを見つめている間、私の顔の筋肉は全開の笑顔のままで固定されていました。自分で言うのもなんですが、この時の私の笑顔は輝いていました! ミッチーに会っているのに、輝かないわけが無い!!

 バラ色のひとときは終わりを告げ、緞帳が下りて客電が灯りました。BGMは愛しいひと。ミッチー、あなたが愛しいわ。3時間素敵な恋をありがとう……。
 しかし何故座りっぱなしだったのにこんなに体力使ったのでしょう。脇腹と上腕二等筋が痛い。座ってても踊りまくりのベイベー3人でした。


   そして、うっとりナイトは第3部へ   →酒狂連絡会OFF会   



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