家作りに関しては、たくさんの疑問点があると思います。 　　　　　　些細な事でも構いませんので一度相談してみませんか。 　　　　　　　　　　　　（ 当然、秘密厳守です。また、後から訪問営業することもございません。 ） 　　　　　　　　　　 TEL　０７６５−７２−５６７３ 　　　　　　　　　　 FAX　０７６５−７２−５６７６ 　　　　　　　　　　 MAIL suika-y@ma.mrr.jp 　　また、毎月第３月曜日は、１３：００〜２０：００まで当事務所にて無料相談会を実施しております。 　　お気軽にいらしてください。

Ｑ１、総工事費にはどのようなものが含まれるのでしょうか？ Ｑ２、工事費や設計料の他にいくら予算をみておけばよいのですか？ Ｑ３、設計料っていくらぐらいなんですか？ Ｑ４、家をつくるのにどのくらいの期間をみておけばいいのですか？　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 Ｑ５、ローコストでこだわりの住宅をたてたいのですができるでしょうか？ Ｑ６、在来軸組み工法と２×４工法、いったいどちらがいいのですか？ Ｑ７、吹き抜けのある家が最近多いのですが、寒くないのですか？ Ｑ８、ビニールクロスと珪藻土仕上げ、値段はかなり違うのですか？

１　 Ｑ１、総工事費にはどのようなものが含まれるのでしょうか？ Ａ１ この言葉は建築業界ではかなり、あいまいに使われている言葉です。各社によって又、雑誌の資料によっても使われ方が違うと思われます。弊社の場合では、オープンシステムで施工する場合は、設計業務委託料、確認申請費、専門業者に支払う工事費、照明器具を合わせたものとしております。含まれないものとしてカーテン工事、祭典費の一部（上棟式、地鎮祭のお供え物）、水道下水道の加入金、解体費用、外講工事費、地盤改良費等が別途工事金額としております。尚、エアコンに関してはケースバイケースとしております。

２ Ｑ２、工事費や設計料の他にいくら予算をみておけばよいのですか？ Ａ２ 諸経費として税金関係、ローン関係、登記関係、引越し関係の４つに分けることができると思います。詳しくは下記を参考にしてください。（自己所有地に２，５００万円の２５年ローンで２，５００万円程度の総工事費の建物として算出しております） 税 金 関 係 ロ ー ン 関 係 印紙税 約時に契約書に貼る印紙の費用です 工事請負契約書（工事業者）、　　　￥１５，０００- 業務委託契約書（設計事務所）　　　 ￥２，０００- 金銭消費貸借契約書（金融機関）　￥２０，０００- ローン手数料 住宅ローンを組む際の金融機関に支払う事務手数料です。金融機関によって当然、手数料は異なります。 民間金融機関：　　　　　　　　　約￥３５，０００- 金融公庫融資：　　　　　　　　　約￥５０，０００- 不動産取得税 土地や建物を取得するさいにのみかかる税金です。 土地：評価額×１／２×４％ 建物：評価額×３％　　　　　　　　￥２００，０００- ただし、新築の場合は、申告を行えば土地、建物共に軽減措置があります。 ローン保証料 住宅ローンを借りる際に保証会社にローンの保証をしてもらうための保証保険料です。 ローン保証料　　　　　　　　　　　約￥４００，０００- 固定資産税 土地や建物を取得した翌年から毎年かかる税金です。地方自治体が建物、土地を評価し、価格を決定し、この価格をもとに課税標準額というものを決定します。その課税標準額×１．４％が税額です。 土地：路線価にばらつきがあるので算出不可能です 建物：　　　　　　　　　　　約￥２００，０００-程度 団体信用生命保険料 団体信用生命保険料は、万が一借主の返済が不可能になった際、残された返済を完済してくれるという保険に入るための生命保険料です。民間の金融機関の多くは金利に団体信用生命保険料が含まれています。 都市計画税 新築住宅が都市計画区域の市街化区域内にあると課税対象となります。税額は、自治体によって異なります。魚津、下新川郡は都市計画税がかかりませんが富山市は都市計画税が課税されます。 火災保険料 建物にかける火災保険です。掛ける保険額や契約年数によって金額がことなります。融資をうける時に一括で払う方法と融資額に含めて月々の返済額と一緒に支払うほうほうがあります。ちなみに工事中の火災保険は引渡しと同時に効力を失いますのでしっかり保険に入りましょう。 消費税 工事費や設計費に５％かかります。普段は１円玉を増やす程度のものですが住宅を建てる時は、恐ろしい額になります。一生懸命手を変え品を変え低価格になるように努力をした後に消費税額を見るとくやしくなるのは、私だけではないと思います。 消費税：　　　　　　　　　　　　￥１，２５０，０００- つなぎ融資費 つなぎ融資とは、前渡金や工事中間金を支払うために住宅ローンを申し込んだ金融機関から融資金が下りるまでの間（完成引渡し時）、一時的に借りるローンの事です。 つなぎ融資費：（１，３００万円、４ヶ月として） 　　　　　　　　　　　　　約￥１６０，０００- 登 記 関 係 引 越 し 関 係 建物表示登記 建物自体の現況を明確にするための登記です。建物が新築されたときは所有者は１ヶ月以内に建物表示登記をする事となっております 引越し費用 引越しにかかる費用です。距離、荷物の多さなどにより価格に差があります。 　　　　　　　　約￥１５０，０００- 所有権保存登記 新築住宅の所有権利を明確にするための登記です。建物評価額×０．６％で算出しますが築後１年以内に保存登記した床面積５０�u以上２００�u以下などの条件を満たせば０．１５％に軽減されます。 耐久消費財購入費 家具調度品や電化製品を購入する費用です。 抵当権設定登記 ローンを利用して新築すると抵当権設定登記も必要です。借入金額の０．４％が税額ですが所有権保存登記で軽減措置に当てはまる住宅は０．１％に軽減されます。 　　　　 以上の３つを合算すると大体このようになります。 　　　　　　　　　　　　　　約￥２５０，０００-

３ Ｑ３、設計料っていくらぐらいなんですか？ Ａ３ 分離発注工事（オープンシステム）の場合 分離発注工事（オープンシステム）の場合は、一般の設計監理よりも業務が複雑、多岐にわたりますので（工事現場を統括する現場監督の業務などが増えるため）一律１５％と報酬額を算定しています。 設計監理業務のみの場合（工事現場を図面通りに施工し、統括するのはゼネコンや工務店となります。） 設計・監理業務の報酬規定について、建設省告示第1206号の報酬の基準があります。建築物の用途等によって類別されそれぞれの工事費によって報酬料率表が定められています。ところが、現状の一般的報酬に比べて少々割高になってしまいます。 　そこで、当事務所では建設省告示第1206号を参考にして減額補正した報酬料率表を基に報酬額を算定しています。 工事費 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 4,000 5,000 木造住宅 料率 11％ 10％ 8％ 8％ 8％ 8％ 8％ 設計 監理料 110 150 160 200 240 320 400

４ Ｑ４、家をつくるのにどのくらいの期間をみておけばいいのですか？　 Ａ４ 大体の流れですが下記に示します。おおよそ１年程度みておけば問題ないと思います。 家ができるまでの流れ 主 な 内 容 日数 業者選定 モデルハウスの見学、工務店、設計事務所の検討、見積もり依頼 　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 業者決定、ヒアリング 予算、希望の住宅、家族構成、敷地形状などをお伺いして、これからできる家の全体像を確認します。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 基本設計 基本プランの提出→打ち合わせ→変更プランの提出。納得する最終計画案が決定するまで打ち合わせを繰り返します。納得するプランができあがると模型を使って最終確認。 ６０日 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 実施設計 床、壁、天井、開口などの仕上げ材料の決定、設備機器の選定、各所詳細の決定をへて実施設計図の作成。通常３０枚〜５０枚程度となります。 ６０日 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 見積り､施工業者の決定 施工業者への見積もり依頼→見積書の検討→施工業者の決定 （予算におさまらない場合は、設計変更などを行い、再度施工業者へ見積もりを依頼します。） ３０日 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 工事着工〜完成 地鎮祭→基礎工事→建て方（上棟式）→外装工事→内装工事。この間に内装、外装の仕上げ財の色、品番などを決定していただきます。 １７０日 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 引渡し〜引越し お施主さんの完成検査、建築主事の完成検査をへて引渡し書の交付。登記をしていただき、お引越しとなります。 １０日

５ Ｑ５、ローコストでこだわりの住宅をたてたいのですができるでしょうか？ Ａ５ まず、ローコストという言葉について説明したいと思います。「ローコスト」とはどの程度の価格だとローコストだといえるのでしょうか？坪単価４０万円以下なら「ローコスト」なのでしょうか。しかし坪単価という規定も各社で違いがあります。（Ａ社は、照明器具、給排水引込工事を工事費に含み、Ｂ社は、それらを含まず、オプションとしております。そうすると工事費はＢ社が安いのは明白でＢ社の坪単価のほうが安くなるのは当然です。実際はオプションを含めるとＢ社のほうが総工事費が高くなる場合の方が多いのですが・・・・・・。）当社では「ローコスト」とはコストパフォーマンスが高い住宅ととらえております。コストパフォーマンスを説明しますと、Ｂ社は￥１０，０００でタイルを１００枚買い、Ａ社は同じ￥１０，０００で同じタイルを１２０枚買いました。Ａ社のほうがコストパフォーマンスが高いといえます。当社では分離発注工事を用いる事で中間業者、中間マージンをはぶく事によりコストパフォーマンスを高める努力をしております。また、品質管理にも自信を持っております。つまり出資額な対してお得な品質であるという意味においてコストパフォーマンスを高める努力をしております。次にこだわりの住宅という言葉について説明したいと思います。最初に設計事務所と家を建てる場合は、ヒアリングや打ち合わせを何度も重ね、施主の希望とそれに対する設計士の提案を何度も繰り返して設計を煮詰めていきます。そういう意味では設計事務所と建てる家は全てこだわりの家といえるのではないでしょうか。設計事務所では敷地の形状や向き、家族構成、ライフスタイル、好きな色や雰囲気、そのほかにもたくさんの要望を考慮して設計しますので必ずオンリーワンの家が建つと思います。これらの事を考えて当社ではローコストのこだわりの家は実現可能ですとお答えしております。実例として設計事例の吉島の家は坪単価４２万円、吉島の家２では坪単価４５万円、石田の家では坪単価４５万円でした。えっ坪単価って各社まちまちじゃなかったっけ？・・・・・・・・

６ Ｑ６、在来軸組み工法と２×４工法、いったいどちらがいいのですか？ Ａ６ 在 来 軸 組 工 法 ２ × ４ 工 法 日本古来からの伝統的な住宅建築工法で、別名「軸組工法」とも呼ばれます。土台、柱、梁、筋違等を構造の基本とし、上からの重量や地震など横からの揺れを支えます。地震に弱いとされてきましたが、近年は建築基準の強化や各種の補強工法等の普及により、強度や耐震性等についても全く問題ない工法と思います。伝統的な本格和風住宅をつくりたいときは、この工法に勝る工法はないと思います。 アメリカ・カナダで開発された建築工法で、別名「枠組壁工法」とも呼ばれます。基本的に2×4インチ（5×10cm）の断面の木材で作られた枠組に構造用合板を釘打ちした木製パネルを組み合せて床、壁、天井などの面を構成し、上からの重量や地震など横からの揺れを支えます。　釘により組み立てる工法であるため、その釘の種類・本数などが構造強度の面から重要になりますが、一般の在来工法に比べると、地震に対する強度がかなり強いとされています。 長所 　　◆敷地の形態に応じて設計の自由度が高い 　　◆間取りやデザイン等の制約が少ない 　　◆比較的広い開口部の設置が可能 　　◆比較的安価で予算に応じた施工が可能 　　◆他工法に比べ増改築が比較的容易 　　◆日本の気候風土に合致し居住性が高い 長所 　　◆構造部材が規格化され、ばらつきが少ない 　　◆職人の技能に左右されにくい 　　◆工期が比較的短くてすむ 　　◆耐震性に優れている 　　◆耐風性に優れている 　　◆在来工法に比べ耐火性に優れている 短所 　　◆一部の他工法に比べ工期が若干長くかかる 　　◆施工者の腕次第で施工むらが起こる場合がある 短所 　　◆在来工法等に比べ開口部が制限される場合が 　　　 ある 　　◆在来工法等に比べ設計の自由度が低い 　　◆在来工法等に比べ改築、増築が難しい 以上のように説明することができると思います。当社では在来軸組工法の長所である「敷地の形態に応じて設計の自由度が高い」「較的安価で予算に応じた施工が可能」「日本の気候風土に合致し居住性が高い」という理由で在来軸組工法を薦めております。

７ Ｑ７、吹き抜けのある家が最近多いのですが、寒くないのですか？ Ａ７ 近年の家は冬の寒さから逃れるために複層ガラスの普及や樹脂サッシュの普及、断熱材の多様化と性能の向上などで断熱化が進みました。また気密化においても透湿防水シートの普及、サッシュの性能の向上などにより気密化が進みました。また、暖房器具においても性能の向上が進んでおります。蓄熱式床暖房や温水ルームヒーターなどの室内での燃焼を伴わない器具の使用により（石油ストーブ、ファンヒーターと比較して）室内環境も良くなりました。これらの事を考え、床暖房などを補助暖房として使用すれば吹き抜けがあっても決して寒くはないと思います。

８ Ｑ８、ビニールクロスと珪藻土仕上げ、値段はかなり違うのですか？ Ａ８ 単価だけでいいますとビニールクロス（ＡＡ等級汎用品）は約￥１，０００／�u、珪藻土仕上げ約￥３，６００／�uとなり３．６倍程度珪藻土が高いといえます。それでは延床面積４５坪程度の住宅でどのくらい違うか考えてみましょう。トイレ、洗面所、ウオークインクロゼット、納戸、廊下などはビニールクロスとします。残りの部屋のリビング、ダイニングキッチン、寝室、子供室×２室をビニールクロスにするか珪藻土にするかで検討したいと思います。こららの部屋の壁面積は大体１４０�uとなります。したがってビニールクロスの場合１４０×１，０００＝￥１４０，０００となり珪藻土の場合は１４０×３，６００＝￥５０４，０００となります。したがって￥３６４，０００の差額となります。