オンライン広報誌「From JSAAVol.34

 
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〈\    \\\          2001/05/25 
        
rom  ■■■SAA   シェアウェア作家協会 

 今回は新しいシェアウェア流通方法を提案した会社との質疑が行われました。

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|シ|ェ|ア|協|今|月|の|目|次|
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・新しいシェアウェア流通方法について
・コラム 『SUMの斜め45°からのパソコン寸評 Part3』

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|シ|ェ|ア|協|今|月|の|話|題|1| ・新しいシェアウェア流通方法について
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●新しいシェアウェア流通方法について

☆Y氏
 さて、皆さんには、Vajra(バサラ)というソフトウェアダウンロードサービスに
関する問い合わせが来ていないでしょうか?
 メールではよくわからなかったので、調べてみると「月額制」で、例えば 800円の
会費を払っている人は、3000円のシェアウェアを自由に利用できる……みたいな制度
のようです。私は断りましたが、いろいろなことを考える人がいるもんですねぇ。

☆R社の担当者
 バサラとは弊社が開発いたしました、P2Pファイル検索&ダウンロードエンジンで、
その技術を応用し、ソフトウェアの検索&ダウンロードを可能にしたソフトがバサ
ラ・ウェアズです。
 バサラウェアズでは、1本あたりいくらという従来の課金方式でなく、月会費による
課金で、運営いたします。会費には無料から2000円までの7段階がございまして、支
払う会費によって、ダウンロード出来るソフトが限定されています。シェアウェアに
対しての支払いは、この会費を分配するという形式を取らせていただきます。
例えば、シェアウェア「A」に対しての分配金は以下の計算式にて導き出されます。
  会費の合計×0.8÷総ダウンロード数×「A」のダウンロード数

☆Y氏
 3月30日にバサラの掲載依頼に対して、以下のような質問を出しました。
>> P2PエンジンVajra(バサラ)が有料だと言うのは、改めて私のソフトにシェ
>>アしなくても使えるような形にして、アップロードせよ……という意味なので
>>しょうか。このあたりが良くわかりません。
 そのメールに対する回答が「バサラのホームページを見て下さい」の1行。
 これには呆れました。もしもバサラがシェアウェアソフトを集めてビジネスをし
たいのであれば、こういった個々の問い合わせに丁寧に答えていくべきだと思いま
す。今でもよくわからないのは、シェアウェアのパスワード発行をどうするのかと
いう問題です。有料会員は、各シェアウェアのパスワードを自動的に知ることがで
きるシステムになっているのでしょうか。そのあたりが、私が掲載をお断りした理
由です。

☆R社の担当者
 皆さんこんにちは、お問い合わせに対する返答を「HPを見てください」ですませて
しまったのは、大変失礼な事だったと、反省しております。
 では、遅くなりましたが、この場をお借りして、ご質問にお答えしたいと思いま
す。シェアウェアのパスワードがどのクライアントでも同じ物を使うのであれば、
シェアウェア登録の際に、パスワードを記入したtxtファイルとソフト本体のファイ
ルを一緒(圧縮などで)にしていただき、そのファイルを公開していただくという形
になっております。

☆N氏
 システム的には面白そうなので、ちょっと期待している部分もあったりもする
のですが^^;、なんとなくなのですが、5月以降あちこちでデジタルコンテンツの
ダウンロードサービスサイトが生まれてきそうな予感も無きにしも有らずではあり
ます。

☆W氏
 私の場合、自分の作品(シェアウェア)をユーザさんが入手する経路・手段は
特に問題としておりません。通常は、ベクターさんなどから原則無償(通信費・
メディア代等はかかりますが)で入手して戴くわけですが、極端なことを言えば
私の作品を誰かがCD−ROMに焼いて一万円で販売してもかまいません。(ユ
ーザさんが納得して購入するならばですが)
 ただし、試用の結果正式に利用される場合は、料金を私あてにお支払い戴きま
す。これは、1万円でCD−ROMを買った方も同じことで、1万円はCD−R
OMの料金。シェアウェアフィーはこれとは別にお支払い戴くわけです。
 もし御社のシステムが、シェアウェアをユーザさんの手元に届ける媒体の一つ
として利用させて戴けるものでしたら、私にとっては嬉しいお話です。この場合、
ユーザさんから徴収する会費は、私の方に戴く必要はありません。私としてはあ
くまでも、シェアウェアを試用の結果正式利用する場合のフィーとして、ユーザ
さんから直接正規の代金を頂戴致します。
 シェアウェアをダウンロードするユーザに対し、御社がいくらのチャージを設
定しても結構なのですが、現実にはベクターなどから無料でダウンロードできる
ものを、わざわざお金を払ってダウンロードする人がそういるとは思えませんね。
 シェアウェア”も”ダウンロードできるというのを、一つのセールスポイント
にして、実際の収益は何か別のところで上げるという様なことをすればビジネス
として成り立つのではないかと思いますが、この当たりに関して、御社の見通し
はいかがなものでしょうか?

☆H氏
 一つ疑問があるのですが、よろしいでしょうか。
ソフトにシリアルを同封してアーカイブするという方法ですと、
何か特定のグループがあり、その中の誰か一人が会員となっている場合、
そのグループ全員が使用するというようなことが可能になると思うのですが、その点、
いかがなものなのでしょうか?
 家族間程度であれば黙認の範疇かもしれませんが、場合によっては、ライセンス契
約を著しく逸脱する可能性もあると思いますので…。

☆R社の担当者
 この点に関しては、現存のどのダウンロードサイトを使っても、クライアント
単位で、アクセスキーやパスワードを区別していなければ、同じ事だと思います。
パッケージ販売のソフトでも違法コピーをする人間は多いと思いますし。
という訳でして、Hさんのご質問に率直にお答えすると、残念ながら
バサラ・ウェアズでは、現在のところ、Hさんが懸念なさっている事
に対して、なにかしらの対策をとる事は出来ません。

☆R社の担当者
VAJRA warez の趣旨は「毎月固定額を支払えば、(その額に応じて)シェ
アウェアもダウンロードできる」というものであり、ダウンロード回数によっ
てシェアフィーが毎月変動するのでWさんのおっしゃる、シェアフィー固
定の方針とは異なります。
(もっとも、必ずしもシェアフィーが低下するとも限りませんが。)
確かにシステムは既存のものではありませんが、「P2Pによるファイル共有(会員
制)」というあたらしいビジネスモデルの立ち上げという趣旨にご賛同
のうえ、参加頂ければと存じます。

☆A氏
私の方からも質問です。
料金体系
会費の合計×0.8÷総ダウンロード数×「A」のダウンロード数
を見ると、どう見ても、そのときの支払い単価の上下が多くなると思います。
 この場合、事業として販売しているシェアソフトは、経理上処理が
非常に難しくなり、額が小さければ問題にはならないでしょうけど、
額が多くなると税務署から突っ込まれそうな気がします。
特に最近シェアソフトは目をつけられているという話も聞きますし。
(私には関係ないかも?!そんなにシェアソフトで稼いでいないから)
1.このあたり、貴社の税務上処理をどういう科目で作家に支払うのですか?
また、ソフト作家は、単純に売上計上できないですよね。
2.また、会員数の事業見通しなども教えて頂きたいと思いますが。
3.あと、すごく突っ込みになりますが、販売委託契約扱いになると思います
が、作家との契約条項がないと思います。
これって必須ですよ。
是非、明確なご回答を頂きたいです。

☆R氏
 一定料金とはいえ、お金を支払った上でシェアウェアをずうっと毎月ダウン
ロードし続けるという同一ユーザ様はそういないとも思われますし...。
 ただベクターにしても会員制サービスを始めるようですし、また、
実際のところ申しまして、今から5〜10年先を見ますと今のWindowsが
あるとはとうてい思えませんですし、次世代WindowsXPOS上では
エミュレーションモードでWin95/98ソフトが”動くらしい”ということが
かろうじて朗報ではあるのですけれど(笑)、あれよあれよと時代がどんどん
進んでいっちゃいますので(笑)、そこまで考えていきますと、それが成功する、
しないは別としまして、考え方としてはちょっと面白いのでは?と思っている
次第であります_(m_m)_。

☆Y氏
>>使うのであれば、シェアウェア登録の際に、パスワードを記入したtxtファイルとソ
>>フト本体のファイルを一緒(圧縮などで)にしていただき、そのファイルを公開して
 このシステムが普及するかと言われると正直なところ難しいと思います。要するに、
シェアのパスワードを記入したファイルを別途用意して、貴社のサイトにアップロード
しなければならないことになります。作者の負担が大きいからです。
 またWさんがおっしゃっていた「シェアというものをどう捉えるか」という観点
で賛同する作者がどれくらいでるのかも疑問です。

☆W氏
 ここで私が言っているシェアウェアとは、「ユーザが実際にソフトやサポートを
使用してみて、継続して利用すると決めてから代金をお支払い戴くもの」とご理解
下さい。代金を払わずに継続使用されることを防止するために、パスワードを使っ
たいろいろな仕掛けなどが盛り込まれているものが多いですが、これは便宜的なも
のであり、パスワードがあることがシェアウェアとしての要件であるわけではあり
ません。
 私は、自分のPCのディスクをP2Pで公開することは避けたいので、もし御社
のシステムにシェアウェアを置かせて戴く場合は、どこかのサーバに入れて戴きた
いと思います。この際、もしできれば、ベクターさんと同じように、新しいソフト
(シェアウェア)を公開したり、バージョンアップをした場合などは、ソフトの所
在をメールでお知らせするだけでそこから最新版を持ってきてもらえるようになっ
ておりますと、手間が省けてたいへん有り難いのですが・・・・。

 それから、根本的な疑問になってしまうのですが、
>>「P2Pによるファイル共有(会員制)」というあたらしいビジネスモデルの立
>>ち上げという趣旨にご賛同のうえ、参加頂ければと存じます。
 シェアウェアなどのソフトを入手するということは、ファイル共有というのとは、
ちょっと違うのではないかという気がします。ユーザにとってソフトを入手するの
が目的でしたら、接続できるかどうか不安が大きいP2Pなどよりも、しっかりし
たサーバにきちんと整理された形でソフトが置かれていた方が使い易いし、運営側
の管理もやり易いと思うのですが、いかがでしょうか?

☆V社のA氏
えー、V社の人間がこのスレッドに書き込むのはどうかとは思いますが・・・
まず、名前が悪く無いですか? warez ってのをつけると絶対に世間に誤解されます。
Windows用の専用ソフトをインストールしてそのマシンで公開しなければいけないと
いう事は利用者が増えた場合には自分で接続している回線を相当量占有されてしまう
と思われます。(ダウンロードを行わないでも検索等でそれなりのトラフィックは発
生するでしょう)
ADSLユーザーがフレッツISDNの作者からダウンロードなんてやられた日には完全に食
い潰されます。
R社さんの方で資源を持たなくていい代わりに作者に資源を要求する事になります。
「試用」が意味を持たなくなるという点でも従来のシェアウェアとは全く違う事にな
りますから、利用者の初期の負担は大きいでしょう。
ソフトの品質保証はベクターでも行っていませんが、ウイルスチェックなどにはそれ
なりに手間はかけていますが、このシステムだと感染した作者が居るとあっと言う間に
ウイルスが広がってしまいます。その辺りの防護は何か考慮されていますでしょうか?

☆R社の担当者
 実はこの件に関しまして社内でも、問題ありという事になりましてたので、
VajraWaresとノーマルなスペルに変更いたしました。
ご忠告ありがとうございました。

☆R社の担当者
 明解なお答えを、ご用意しようと、現在管理部及び監査役の方に、契約や規約につい
てチェックしてもらっています。
 先週中に終わると思っていたのですが、予想以上に時間がかかるようですので、まず
はご報告まで。
 さて、バサラウェアズの運営に関してですが、確かに現時点の運営方法では、課金が
難しいので、5月一杯はフリーウェアのみの取り扱いで、無料運営する事にいたしま
した。よろしくお願いいたします。

☆I氏
いまさら基本的な質問で申し訳有りませんが、「P2P」てなんですか。
勉強不足ですみませんが、簡単に説明いただければと思います。

解答を頂けないようなので調べてみました。
(最初から自分で調べろ (。_・☆\ ベキバキ )
これまでは企業間取引のB2B、オンラインショッピングのB2C、そして最近はP
2Pが注目を集めているとのことです。
P2Pを簡単に言えばサーバーのないネットワークとでも言いましょうか・・・。
皆さん一人一人のPCがクライアントでもあり、サーバーでもある、つまりPC同志
(?)のネットワークと言うことらしいです。
個々のPC上には、公開されたファイル(ホルダー)がありクライアントからの検索
でファイルがそのPCからダウンロード出来るとのことです。
つまり、各PCは常に回線を開いておかないと宝の持ち腐れとなってしまうようです。
結構面白そうなシステムではありますが、どうなんでしょう、結構問題がありそうで
すね。
どなたかが言われているように、回線が保つかとか、常時接続にかかる経費(電話
代)とか、セキュリティーとか著作権とか、上げればまだまだ有りそうです。
確かに、将来有望な(?)P2Pですが、NapsterやGnutellaの使われ方を見る限り
結構やっかいな代物のようです。

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|コ|ラ|ム|   パソコン寸評
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 協会員SUMさんのコラム、第3回目です。
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『SUMの斜め45°からのパソコン寸評 Part3』

        CRTは粗大ゴミか?

 4月1日より「家電リサイクル法」が実施されており、テレビ、冷蔵庫、エアコ
ン、洗濯機の4家電については、これまでのように粗大ゴミとして出せなくなり、
有料で業者に回収してもらうことになっています。
 では、パソコンで使用しているCRTはどうなるのでしょうか?
これは・・・・「これまで通り粗大ゴミとして出せます」
ええっ。どちらもブラウン管を使用しているのに何故、との疑問がわいて来ますが、
受信機能(チューナー)の有無で判断するそうです。 何だか今一つ頷けない理由
ですが、その裏には政府主導による「ITの推進」が見え隠れします。
「どんどん新品を買ってね!」と言われても昨今の液晶ディスプレの低価格化と、
ノートパソコンとディスクトップパソコンの比率逆転よりCRTも減少しつつあり
ますからねェ・・・。

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|||||||||||||| ◆5月20日現在
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  会 員
(jsaaxxxx) 234名(先月比 ±0)               
  準会員
(jsamxxxx)  18名(先月比 ±0)
  準会員から会員    0名
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 【協会会則、入会フォーム】                        
   ・協会ホームページ 「会員募集」 
URL: http://jsaa.digiweb.co.jp/
 【シェアウェア作家協会会議室】
   シェアウェア作家と、皆さんとのふれあい広場
   この広報誌へのご意見、感想は、こちらの会議室にお願い致します。
   『秀ネット』
URL: http://www.maruo.co.jp/jsaa_official
 【トーク広場】
   皆さんに御自由にお使い戴くために協会が提供している掲示板です。
   
URL: http://jsaa.digiweb.co.jp/
  この広報誌は、
@niftyの各フォーラムと協会ホームページに掲載されています。
   ・
FGALM  MES #7 【情報交換】作者のための相談室 
   ・
SWINFO MES #14 シェアウェア談話室
   ・URL: http://jsaa.digiweb.co.jp/ (HTML版)
  出版社のご厚意により、下記パソコン雑誌添付のCD−ROMにHTML版を
  収録頂いております。
      ・宝島社   月刊 DiGi/USER
      ・アスキー  月刊 TECH Win              
                                      
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|編|集|後|記| 
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 新しいシェアウェア流通システムがうまくいくかは、ビジネスを始めようとする
会社とシェアウェア作家が信頼関係を築けるかが鍵になると思います。
 今回はバサラというシステムとの質疑になりましたが、この論議により、会社や
作家のいろいろな考え方を伺い知ることができるのでご紹介します。

                      (文責 山本 美孝)
                      PAF02437@nifty.ne.jp


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