桐野夏生作品ドラマ・映画化一覧
放送日 | メディア | タイトル | キャスト | あらすじ等 |
2002.10.19 公開 |
映画 | OUT | 監督 平山秀幸 脚本 鄭 義信 香取雅子 原田美枝子 城之内邦子 室井滋 山本弥生 西田尚美 吾妻ヨシエ 倍賞美津子 十文字彬 香川照之 佐竹光義 間寛平 |
#舞台、テレビに次いでの待望の映画化。これでほとんどの媒体で表現されたことになる。 #《映画日記からの引用》 鬱積された憤懣と不安を抱えた4人の普通の主婦・女性達が、犯罪を犯し、犯罪にかかわることをきっかけにそれぞれの脱出口に、見事にOUTしてゆく小気味良い作品。ラストシーンは、「卒業」のような爽快な感じで、鳥肌が立ちました。 原田美枝子の雅子はとても魅力があって、まさに「イケてる」。原田さんのファンになっちゃいそうだよ。また室井滋が本当に本当に良い味出しています。 |
2002年3月13日〜24日 PARCO劇場 2月27日 名古屋市芸術創造センター 3月1日 アステールプラザ中ホール 3月6日 ももちパレス 3月8日〜11日 近鉄小劇場 |
自転車キンクリートSTORE | OUT | 飯島早苗 脚本 鈴木裕美 演出 久世星佳 竹内都子 松本紀保 歌川雅子 千葉哲也 大石継太 増沢 望 桶渡真司 |
#OUT二回目の舞台化 ほぼ原作に忠実に作られていました。上手く作るものです。とにかく舞台のリアルさには圧倒されました。雅子のダウンジャケットにはちゃんとガムテープが張ってありましたし、生きている人間が演じる舞台のリアルさに身動きできませんでした。 桐野さんご自身、パンフにこう書いておられます。 『そして、雅子役の久世星佳さんがダウンジャケットを着て現れた時、私はまたも衝撃を受けた。「雅子ってこういう人だったんだ」と納得したからだ。不思議なことだが、自分で書いた癖に、作家は登場人物の姿形が思い浮かばない。どんな人物なのかを想像しながら書いているせいだろう。だか、舞台上に雅子がいるのである。初めて生身の雅子と出会った私は興奮して行方を追い、雅子の言葉を噛み締めた。』 だた、声が小さくて聞き取れないところがあったのが難点だったかな。 会場入り口には沢山の花。桐野さんからのお花も飾ってあり、花の甘い香りが充満していました。 |
2001年1月2日〜1月3日 夜9時〜11時 |
BS−i | 柔らかな頬 |
長崎俊一 監督 天海祐希(森脇カスミ) 三浦友和(石山洋平) 渡辺いっけい(森脇道弘) 松岡俊介(内海純一) |
「森脇道弘とカスミ夫妻は、印刷業を営む石山洋平一家の誘いで、長女・有香を連れて冬の北海道へ。が、そこで有香は行方不明に。警察も手掛かりがつかめぬまま4年。諦めらきれないカスミは、テレビ出演し情報を得るが、誤報と知りつつも北海道へ。そんなカスミに道警の内海が協力し、末期ガンの内海とカスミの有香を捜す旅は始まった…。」(「デジタルTVガイド」Vol.2より引用) #なかなか良い出来でした。カスミの少女時代は割愛されていますが、殆ど原作に忠実で、4時間ドラマだからでしょうかじっくり見られて面白かったです。スティーヴィー・レイヴォーンの「テキサス・フラッド」がしっかり流れていました。 |
2000年11月29日〜12月10日 全労災ホール 12月14日〜17日 近鉄小劇場 |
自転車キンクリートSTORE | OUT |
飯島早苗 脚本 鈴木裕美 演出 久世星佳 竹内都子 松本紀保 歌川雅子 小市慢太郎 田中哲司 佐藤二朗 桶渡真司 |
#「OUT」舞台化 |
1999年10月12日(火)〜 よる9時00分〜9時54分 |
フジテレビ | OUT 〜妻たちの犯罪 |
前川 洋一 脚本 星田 良子演出 平野 眞 演出 田中美佐子(香取雅子) 飯島直子(井口則子) 渡辺えり子(吾妻ヨシエ) 原沙知絵(山本 弥生) 高田聖子(城之内邦子) 哀川翔 (十文字彬) 伊藤英明(宮森カズオ) 段田安則(香取良樹) 柄本 明(佐竹光義) なすび、細川茂樹 他 |
弁当工場の夜勤で働く最も平凡に見えるパートの主婦を主人公に、彼女の家族の日常、そしてパート仲間の主婦たちの生活を横軸とし、同時に、主婦たちの犯した事件を執拗に追う一人の女刑事の行動を縦軸に物語りは展開する。先の読めないテンポあるミステリー、純粋にストーリーを楽しめるドラマだ。 (フジテレビ「新番組制作発表レポート ’99年9月19日号」より引用) #初回視聴率 16.1%(瞬間最18.8%)、2回目 12.5% 「桐野夏生作品の映像化が話題を呼んだ『OUT〜妻たちの犯罪 』は、主婦らが死体を切断する場面が生々しかった。『残酷な場面が強すぎる』(49才・主婦)『見終わった気分が悪い』(32才・男性・会社員)といった反応が目立ち、フジ局内でも反省の声があった。(朝日新聞 1999.11.2)」 |
1999年 07月10日 公開 |
映画 | 天使に見捨てられた夜 | 廣木隆一 監督 小川智子 脚本 かたせ梨乃(村野ミロ) 大杉漣(友部秋彦) 西山水木(渡辺房江) 嶋田博子(一色リナ) 永澤俊矢(矢代亘) パンタ (富永洋平) |
#7月10日(土)、中野武蔵野ホールにて『天使に見捨てられた夜』の初日舞台挨拶が行われ、廣木監督、かたせ梨乃さん、大杉漣さん、、嶋田博子さん、桐野夏生さんが壇上に登場している。
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1997.7/14 〜7/25 (10回) 夜10:45〜11:00 |
NHK-FM ラジオドラマ |
顔に降りかかる雨 |
佐藤久美子 脚本 江澤俊彦 演出 西山水木(ミロ), 安原義人(成瀬), 香月弥生(耀子), 阿部桐子(ゆかり), 塩沢兼人,丸茂太郎 ほか |
#「青春アドベンチャー」シリーズ |
1994年05月06日(金) 21:02〜22:52 |
フジテレビ | 顔に降りかかる雨 | 竹本洋 脚本 福本義人 演出 役所広司(成瀬) 鶴田真由(村野ミロ) 村上里佳子(耀子) 岡田真澄(上杉) 筧利夫、床島佳子、他 |
「中古販売業者の成瀬は、妻子と別れ、ルポライターの耀子と婚約していた。その耀子が、横浜中華街で貿易商射殺事件を目撃、車で逃走する犯人の金髪女の写真を撮った。特ダネだと勢い込むその耀子が、突然行方を絶った。成瀬が耀子に預けていた1億2千万円の現金も消えた。その金は成瀬が世話になっている上杉に返す金だ。成瀬は耀子の親友ミロと耀子を探す。」 (「ステラ」番組紹介より) #見た記憶があるが、良く覚えていない。ドラマ化で全然違う話になったようだ。鶴田真由さんのミロか。これもなかなか良いキャスイングかも知れない。 |