眼鏡フェチ



   2003年、最後の呟きがこのタイトルになるのは先行き不安なので、おそらくもう1回くらい更新します。

 そう、アレは今年のお盆の頃だった。
 従姉のKちゃん(通称K坊)がウチに来ていた。二人でエゾ・ロックフェスティバルのTV中継を見ていた時、画面にひょろっとした茶髪のお兄ちゃん(おそらくどっかのバンドのボーカル)が映った。するとK坊は
「あー、アタシ今の人みたいなんタイプやぁ。なんか、いっかにも優男〜って感じの人」
と言った。それから、雪ちゃんはどんな人がタイプなん? と問われたので、あぁそう言えばこういう会話K坊としたことなかったなぁと考えながら
「うーん。あんまり顔とか外見とかどうでもイイなぁ。……あえて好きな外見を考えると……眼鏡が似合う人かな」
 と答えた。流石にちょっとこの答えはマニアックだったか、とK坊の反応をうかがうと……

 がたん! と椅子から立ちあがり、
 きっ! と強い瞳で私を見つめて、
 ばっ! と右手を差し出して言った。

「実はアタシも眼鏡の男、すっごい好きなん!!」

 二人は固い握手を交わした!
 それからもう、盛り上がる盛り上がる。
僕「新人研修で同じ班になった人でさぁ、グッとくるgood眼鏡君がいてさー!」
K「ウチの会社のU君が、もうすっごい、ナイス眼鏡君でー。この前プレゼンやったのめちゃくちゃカッコ良かった〜。妻帯者なんだよねぇ、ちくしょー」
 そしてお風呂からあがってきたsummer(当然眼鏡フェチ)も加わり会話は更に加速する。
「いまうちら姉妹の中では、トリビアの泉の八嶋が熱いよ!」
「ああー! ヤッシー! いいよねぇ、いいよねぇ!!」
「あとねぇ、ナイス☆サングラス君とかもイイと思わん?」
「うんうん、ええよねぇ〜! え? 誰好き? 誰好き?」
「LOVE PHYCHDELICOの佐藤直樹〜〜〜!」
 3人、再び手を握り合って、熱く眼鏡君について語り合ったのだった……。

 そしてお盆も終わり、帰っていったK坊からメールが届いた。

 いやぁ〜、同好の士がこんな身近にいるなんて思わなかったよ〜!
 素晴らしいね、ブラボー血縁!


 メールのタイトルは、 「眼鏡フェ血」

ブラボー血縁!!!

 


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