不可能任務2観戦記


  見に行ってきましたさ!年に何回あるか分からない「全米No.1大ヒット作」
ミッション・インポッシブル2!ストーリーを簡単に説明すると、

ハリウッドォ!
アクショォォンッ!!
字幕、戸田奈津子。

以上!

 ……いや、面白かったよ。マジで。でもどんな映画かって聞かれると、そう
としか言い様がないんよね。前作の“ミッション・インポッシブル”は眼鏡の
トム・クルーズに思わず涎たらしてしまったけれど、今回はそんなモエモエ所
がなくって……って、げふんげふん!いやいやそういうのじゃなくって、前作
は内容もそれなりに入り組んでいて「スタイリッシュなスパイ大作戦」大成功
だと思ったんだけどね。今回はひたすらアクション。これでもかとアクション。
どう転んでもアクション。
 ところがそれが実に気持ちいい!アクションってこれだけ演出すると様式美
になるんだね。生身の人間で春麗のスピニングバードキックを見ることができ
るとは思わなかった!

 ミッション・インポッシブルはもはやスパイ大作戦ではない。ジョン・ウーの
手により、スパイ大作戦の「野暮ったさが微妙に心地いい」テーマ曲がなん
とも格好良いパンクロックに変身を遂げていた。確かに「おはよう、ハント君」の
指令言葉は変わってはいなかったけれど、自動的に消滅するのはテープではな
く嘘みたいに高性能なサングラスだった。あぁ、フェルペスも遠くなりにけり。
しかし、そんなことよりもハリウッドに対してツッコミたいのは

ボンドガールが出てきちゃダメだろ。ということだ。

(そうそう、この女優さん一見全然美人に見えないけれど、実はものすごく綺
麗という、なかなか珍しい人材だ。)
 どんな話にも綺麗なおねーさんが出てきて素敵なおにーさんと恋に落ちる。
そう、それがハリウッド病!ストーリーの本筋は A boy meets a girl で、大
災害とか不可能な任務はすべて恋を盛り上げるためにある!そう、それが
ハリウッド病!あなたもこの夏、ミッション・インポッシブル2でハリウッド
の病理を感じてみませんか?

 さて、この映画で特筆すべき重大なシーンがひとつ。

ベットシーンまでが早い。
それはもう、プリティ・ウーマン並に。



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