cream



一杯のコーヒー

カップの中に描かれる白い渦は
時間の流れと同じ速度

朝の一杯のコーヒー

君の好きな温度のコーヒー
……僕にはちょっとぬるい

君のいない部屋に
君の知らない曲をかけ


君を思い出す


いい年してこんなの聴いてんのか

なんて笑われてしまいそうだけど
シーガルは結構いい曲作ってるんだぞ
君の趣味じゃないだろうけど

クリーム入りの一杯のコーヒー

君と出会ってどれだけの月日が過ぎたのだろう

僕は熱いコーヒーが好き
僕は賑やかな場所が好き
僕は軽いポップスが好き

随分と違う
君と僕は随分と違う
だけど


一杯のコーヒー

熱い暗い苦い渦の世界を
共に過ごした時間の分だけ
白く滑らかにかえてくれる

いつも いつでも 僕にとって 


煙草の煙

空気に揺らめき消えてゆく煙は
時間の流れと同じ速度

夜の闇に浮かぶ煙草の煙

俺の好きな銘柄の煙草
……君は吸わない銘柄の

君と行ったことのない公園で
君の知らない歌を口ずさみ


君を思い出す


クラプトンは聴かないからなぁ

なんて困ったような顔をするだろう
聴いてみろと言ってるわけじゃない
俺の趣味なだけだ

夜風に流される甘い煙

あとどれくらい君と一緒にいられるのだろう

君は煙草を吸わない
君は夜より朝が好き
君は悲しい歌が嫌い

随分と違う
君と俺は随分と違う
だけど


煙草の煙

暗い寒い気怠い世界を
共に過ごした時間の分だけ
やわらかく穏やかにかえてくれる

どこでも どんなときも 俺にとって 


















































君はcream




「第?回恥ずかしいポエム大会」出品作品っ!(爆)
creamは“最良”や“極上”という意味があります。

さてこのポエムはどこが恥ずかしいでしょう?
@ポエムという形式そのものが恥ずかしい
Aホモっぽくとれる所が恥ずかしい
Bcreamを別の意味にとるとなお恥ずかしい
(自業自爆ちゅどーん)


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